今回は、川魚のドンコは何を餌にしているかについてまとめていきます。
海にも居る非常に紛らわしい名前を与えられている「ドンコ」ですが、ハゼの仲間に分類されていますね。
川魚のドンコは西日本の河川中流域から渓流域下部に生息していて、一生を淡水で過ごすハゼの仲間です。
夜間に行動する夜行性ですが、いったいどんなものを食べているのでしょうか?
この記事では川魚のドンコは何を餌にしているかについて、飼育についても触れつつまとめていきます!
川魚のドンコは何を餌にしている?
早速ですが、川魚のドンコは何を餌にしているかについて解説していきましょう!
ドンコは小さなうちは赤虫などの昆虫類や飼育下ではブラインシュリンプ等を餌とし、大きくなると小魚や甲殻類(えびやかに)などを好んで食べるようですね。
口に入るサイズの小魚などを混泳させると捕食してしまうので、いわゆる肉食性の川魚です。
例えば岩や物陰でじっと潜みながら機会をうかがい、餌となる生体が油断した隙を狙い一気に食べてしまうようですね!
ドンコ自身よりも体が大きい川魚と混泳できることもありますが、このように生体は餌となることがあるため単独飼育を基本として飼育する方が無難でしょう。
川魚のドンコは何を餌にしているかについてわかったところで、これから飼育を体験する場合は事前に特徴を知っておきたいですよね。
次はドンコの特徴について、改めてまとめていきます!
ドンコの特徴
それでは、ドンコの特徴について分かりやすく整理していきます!
昼間はあまり活動せずに物陰に潜んでいて、夜間に活動するのが大きな特徴と言っても良いでしょう。
そのほかの特徴についても、以下にまとめました。
項目 | 特徴 |
---|---|
分類・学名 | スズキ目ハゼ科・Odontobutis obscura |
別名 | ・様々な地方名がある(コジキマラ、ウシヌスト、ゴオン、クロドンボ など) |
生息地 | ・富山県・岐阜県・愛知県以西の本州、四国、九州、新潟県などの河川の中流域から渓流域下部に生息、国外では韓国・中国など ・流れの緩やかな淵で、砂底や礫底を好んでいる |
体長・寿命 | ・日本最大の淡水ハゼと言われていて最大体長25cm、寿命は5年以上生きるものもいる |
外見 | ・ずんぐりとした円錐状の胴体で、頭は横幅があり少し押しつぶされたようになっている ・下顎が出た大きい口を持ち、エラの後ろには大きな扇状の胸びれがある ・体色は環境により変化する黄土色や芥子色などのような暗色で、胴体には黒褐色の紋様が2~3ライン入っている |
性格 | ・夜行性で夜になると活動していて、日中は岩や石等の障害物の陰に隠れてじっとしている ・縄張り意識が強く、繁殖以外は単独で行動している |
繁殖 | ・産卵期は4~7月、石などの裏や隙間に卵を産み付け、雄が口やヒレで水流を送りながら孵化するまで保護する ・ほかのハゼ類とは大きく異なり親とほぼ同じ形の状態で孵化し、そのまま成魚と同様の生活に入る ・稚魚期でも海に下ることなく、一生を淡水で過ごす珍しいハゼの仲間である ・飼育下での産卵成功例もある |
(参考:川村淡水魚販売 ハゼ類一覧ページ ※在庫有の場合のみ閲覧可)
水槽飼育で観察してみると、日中はほとんど動かずじっとしているのが観察できますね。
環境に慣れてくると日中であっても捕食する姿を見ることもできますが、特に異常は無ければ動かないことはドンコにとって普通のことです。
例えば病気の有無や給餌のタイミングを判断することができるので、ぜひ毎日観察するようにしてくださいね。
また海水域に下らずに淡水域で成長する点は、他のハゼ類とは大きく異なる特徴です!
基本単独飼育を推奨されていますが、水槽内産卵が成功する理由はこのことも一因でしょう。
気づいたら水槽壁面に卵がついていて、小さなドンコが泳ぎ回っていたということも耳にしますね。
小さいと言えども肉食性の川魚ですので、稚魚が生まれた場合はサイズ毎に分けるなど対策するようにしましょう。
ここまでドンコの特徴をまとめて解説してきましたが、もしもドンコが餌を食べない場面に遭ったら困りますよね。
最後にドンコが餌を食べない原因について見ていきましょう。
ドンコが餌を食べない原因
ドンコが餌を食べない原因にはどんなものがあるのでしょうか?
生き餌と冷凍・乾燥餌ともに、餌と認識できていないことが結構あるようです!
以下にドンコが餌を食べない原因をまとめましたので、確認しましょう。
川魚のドンコは何を餌にしているかのまとめ
ここまで川魚のドンコは何を餌にしているかについてまとめてきましたが、いかがでしたか?
この記事を振り返ると、以下のようになります。
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